「変わろう。壁を乗り越えるためのメッセージ」著 井口資仁を読んでみた。
この本を手に取ったきっかけ
今年から千葉ロッテマリーンズは監督が井口監督になり
コーチ陣もほぼ総入れ替えとなった2018年シーズン
8月22日現在で4位
ただ3位ソフトバンクとの差は4.5ゲーム
5位オリックスとの差は2ゲーム
1カード終わると順位がコロコロ入れ替わる位置にいます。
正直戦力としては去年と比べてほぼ変わりがないのに去年のダントツの最下位
とは違く上のチームの様子も伺いつつ、下のチームの状況も伺いつつと昨年よりは
だいぶシーズン通してペナントレースを楽しめている気がしますね☆
そんな中、8月中旬に1週間に1つしか勝てない週があり
図書館をふらふらしていたらふと、井口さんの書籍が目に止まり
もしかしたらこの本を読んだら少しは井口監督の考えがわかるかな?と思って
手に取りました。
この本は監督就任が決まってから執筆されたものです。
なのでどのような思いでコーチ陣を招集したかも書かれています。
本の目次
- 引退試合の日の1日
- 監督就任の要請から決断まで
- 王会長とメジャーリーグでの監督ギーエン監督の教え
- 井口さん本人が壁にぶつかった時の対処、乗り越え方
- メジャーで学び日本の野球に活かしたい事
- 井口マリーンズの方針
こんな感じの6章編成です。
私のなかで本を読んで印象深かった所は
- メジャーにいって2番バッターとしてチームプレーに徹せられて、
ロッカーを蹴ったり、バットを折る程のフラストレーションが溜まっていたが、
ベンチからのサインに答え犠牲になるバッティング、
進塁打や前バッターの盗塁を邪魔しないように甘い球も打たずに我慢する事などをするうちにチームのMVPと呼ばれるようになる。
『井口さんってロッカー蹴るんだ〜』と思ってしまいましたw
だから試合中の抗議も気迫あふれる感じなのね!とちょっと納得...。
- 2塁手へのコンバートを告げられたときの練習量は凄かった!
優勝旅行も辞退し若手に交じってひたすらノックを受け続ける毎日....。
遊撃手と二塁手の違いが的確に書かれていて、
大地くんは器用なんだなぁ〜と思ってしまいましたw
- 目標から逆算して毎日の目標を定める
これは今年のマリーンズにも反映されていると思いました。
チームの勝利はもちろんだけど、
個人個人何かのタイトルを取れるように目標を設定する
それは個人の自信にも繋がるため。
井口さんの場合は盗塁王でした、
それを5で割って週に何個盗塁したらいいのか明確にし
確実にこなす...。
盗塁王を獲得する。
盗塁の成功率をあげるための投手の研究などをされて
たくさんの努力と時間を惜しまない方なんだなぁと思いました。
他にも印象てきなとこはありましたが、今後読む方の邪魔になるのでこの辺でw
これを読むと何となく、
なんで鳥越さんをヘッドコーチに置いたか
金森さんを招集したか
キャプテン制度はないけど、大地くんの調子が悪くてもスタメンから外さないか
など、なかなか今日からの試合の見方が変わりそうです☆
本の厚さ的には2センチ無いくらいなので、サラッと読めると思います。
更に言うと野球のルールがわかってないと結構試合中のカウントの話とかも出て来るので、「??」となるかもしれません....。
が!!
自信の経験した、トレード、スランプの話などかなり面白いです!
今マリーンズいる選手たちは
今いるコーチ陣からたくさんいろんな話を
聞いて吸収して欲しい!と私は感じました!!
みなさんも、ぜひ読んでみて下さいね☆